視察研修2019

令和元年11月11日、12日の1泊2日で仙台市及び釜石市視察に25名が参加しました。

視察研修

東北医療福祉事業協同組合

総務部 総務担当課長 松橋 伸太

今回「八戸地域防災協会」の視察研修に初めて参加させていただきました。初日(11月11日)は仙台国際センターで「第10回震災対策技術展」を見学しました。

 見学を終え、宿泊先の松島へ移動、2日目(11月12日)は岩手県釜石市の「うのすまい・トモス」を見学しました。2日間ではありましたがとても充実した研修でした。

 その中で特に印象に残った2日目の釜石市「うのすまい・トモス」についての感想を記したいと思います。

釜石市では2011年(平成23年)3月11日、午後2時46分に発生した東日本大震災の大津波により、1,000人を超える尊い命を喪いました。報道等でも知られているように、津波の規模は想定をはるかに超えるものであり、津波が引いた後に残されたのは瓦礫に埋め尽くされ変わり果てた街の風景でした。

 私たちの住む八戸市でもかつて体験したことのない規模の地震に襲われましたが、釜石市での想像を絶する被害状況を体験者の方から直接お聞きし、言葉も出ませんでした。

今回見学させていただいた施設「うのすまい・トモス」は、東日本大震災の記憶や教訓を将来に伝えるとともに、生きることの大切さや素晴らしさを感じることができます。

 複数の公共施設を一体的に配置し、憩い親しめる場として、まさに地域活動や観光交流を振興する施設です。

 災害は時間や場所を選びません。将来起こる可能性がある災害に対し多くの教訓を生かしていかなければならないと強く感じました。特に、医療・介護施設ではより高い防災意識を持つことが必要です。

釜石市防災市民憲章に刻まれている「備える、逃げる、戻らない、語り継ぐ」を忘れることなく今後の防災活動に役立てていきたいと思います。

 最後に視察研修を企画していただいた八戸地域防災協会及び会員の皆様、そして八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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