五戸部会研修会

五戸消防署管内(部会長 下舘幸作)では、令和元年8月20日(火)五戸消防署管内8事業所の会員、個人会員及び五戸消防署管内職員の計19名が参加し視察研修を実施しました。

 今年度の研修会は2年ぶりの視察研修で、八戸市沼館公園緑地北側から発着している観光遊覧船に乗船し八戸港と、開館間もない、館鼻公園に隣接する「八戸市みなと体験学習館」の2か所を視察しました。

まずは観光遊覧船。心配された天候も皆さんの日頃の心がけの良さ?か朝からの雨も出港時にはやみ、風、波とも穏やかとなりました。波を切って進むにつれ、八戸の鳥ウミネコがやって来て餌をねだり始めると皆童心に帰り、餌の「かっぱえびせん」を自らも頬張りながら、近づいて来るウミネコと戯れつつ、震災から8年5か月経った八戸港の復興の様子を普段見ることのない逆の海側から視察しました。そして、誰一人エチケット袋を使用することなく無事帰港したのでした。

その後、令和元年7月、館鼻公園に隣接する旧八戸測候所が湊地域の歴史・文化と東日本大震災の津波被害を伝える場として生まれ変わった「八戸市みなと体験学習館」を訪れ、展示物等を見ては、あの8年前の3・11が鮮明に蘇り、一同改めて日頃からの準備が大切であることを再認識していました。また、隣接する「グレットタワーみなと」にも昇り、陸側からも八戸港の様子を見物していました。

研修後は、場所を「アピル五戸」に移して懇親会を開催。あのなんとも奇妙な形をした観光遊覧船に乗船し、八戸の港を別の角度から見れたことに新鮮さを感じ、また、みなと体験学習館で学習したことについて、料理に箸をつつきながら語り合い、より一層親睦を深めることができた非常に実のある研修会でした。

また、2月27日には、アピル五戸において総員19名が参加し、令和元年度事業報告会・研修会を開催しました。研修会は「これからの防災について」と題し、五戸消防署松本署長が講師を務め、近年全国において自然災害が猛威を振るっていることから、いつ、誰が被災者になっても困らないために、身近にあるアウトドアグッズこそ防災用品として代用できることに目を向け、自分愛用のアウトドアグッズを所狭しと持ち込み、防災にも役立つことをこと細かく説明していただきました。

一同感心するとともに職場に戻ったならば是非みんなに伝えたいと声を合わせていました。その後行われた懇親会では、各会員及び消防職員は松本署長から聞いたばかりの講演について会話を弾ませ、非常に有意義で楽しい時間を過ごしました。

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